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いまやっているのはPSPのヴァンテージマスターポータブル。かつてパソコンのみんなのヴァンマスという廉価版でかなりはまり、PSPで出るならばそれは買うだろうと言うことで購入。

ゲームとしては基本的な流れとしてマスターを操作し精霊をHEX上に召還してこれを戦わせる。マスター及び精霊は攻撃や魔法が使えるのでこれを駆使して相手の精霊を倒す。精霊を召還するには魔力が必要で魔力を獲得するために魔晶石と呼ばれるHEXを確保しなければならないのである種の陣取りゲームでもある。最終的にマスターを倒せば倒した側の勝利となる。

マスター以外の精霊には成長要素が無く、純粋にプレーヤーの知恵が試される形となる。またマップを解くごとに新しい精霊や魔法が手に入るため、どのマップから解いていくかというのも戦略の一つである。

一回のプレー時間が長くなりがちなので中断が簡単にできるPSPでの投入はありがたい。長距離通勤・通学のお供には最適だ。

マップはパソコン版と比較すると殆どが書き直されているので新たな気持ちで楽しめる。しかし精霊がパソコン版と全く同じなのは残念。どうせなら新しい精霊の追加や一部の精霊を整理してより新鮮な気持ちで楽しみたかったところ。あとストーリー要素はほぼ無いと言っていい（途中で紫のメルメットという語り手的存在と主人公との会話が挟まれる程度）でストーリーを楽しむタイプのゲームが好きな人にはやや勧めづらいかも。

なので純粋にコンピューターとの知恵比べを楽しみたい向きには最適である。純粋に思考系のゲームという物を突き詰めていったらこうなったというゲームである。

ファルコムファンのid:umikazeさんやid:nak-tojoさんにもぜひオススメしたい。ちょっと違ったファルコムの一面に触れられること請け合いだ。