Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

  • Air 第7話 ゆめ dream

往人は観鈴を寝かせてやる。往人が観鈴の絵日記を見るとそこには往人との思い出しかかかれていない。往人はやりたいことを書けばいいのではないかと提案する。

晴子が帰って来て往人は事情を話すが、つれない様子。晴子は観鈴は仲良くなると発作を起こすし、観鈴とは心が離れているからなんとか同居できるのだという。往人は夜母の言葉を反芻するのだった。母の話を観鈴と重ね合わせるように。その話の通りなら、観鈴は最後の夢を見るときに空の彼方へと消えてしまうのだ。明くる日、晴子は旅に出るなどと言い出し家を出てしまう。往人は観鈴を外に連れ出すことにした。しかし観鈴の体力の衰えはいかんともしがたく家に引き返した。観鈴はとうとう歩けなくなってしまった。その夜見た夢では観鈴は森の中を延々と歩き続けた。辛かったが大切な人と一緒だったから気にはならなかったという。部屋を出た往人は何者かに斬られる錯覚を覚えた。

その背中には大きなアザが出来ていた。観鈴も急に苦しがった。往人は往人がいるから苦しいと思い離れようとするが観鈴は引き留める。夕暮れには回復したが、往人は観鈴の基を離れること意図を告げる。去り際に観鈴は一緒に行きたいと訴えるが一緒にいたのでは観鈴を苦しめるだけだと離れていく。バス停で野宿した往人は母の夢を見ていた。母は人形に念を込めれば翼を持った少女を助けられると教えてくれた。翌朝往人は通りがかりの子ども達の助言を得てなんとか人形劇を受けをとれる形にしてみせる事が出来た。観鈴の家に戻った往人は観鈴に人形劇を見せるが観鈴の容態は急変した。往人は観鈴に思いのうちを打ち明けると往人は光に包まれて母に出会う。夜も更けて観鈴は回復するが、往人の姿は消えていた。

時は変わって正歴5年、柳也と名乗る若侍は神奈備命と出会った。

(続く)

2話前と晴子のキャラクターが変わっている?いや、本性を示したというべきか。声を当てている久川綾といえば昔は清純派で鳴らしたのに、嫌な役もやるようになったんだな。まあいつまでも清純派アイドル声優なんてやっていられるはずもなく、役の幅を広げていかなければ生き馬の目を射貫く声優の世界で生き残ることは出来まい。カードキャプターさくらケルベロス役がターニングポイントになったか。あれもハイテンションで大阪弁を操るという狂言回し的な役だったから。

泣き顔の表現に並々ならぬこだわりも感じられる。監督のフェティシズムだろうか。この世界には重要な要素なので良い意味でのエゴが効いている。

観鈴がこの期に及んで「観鈴ちん強い子」、とか「が、がお」と言っているのは鬱陶しい。萌えポイントなんだろうけど普通に話しているところに媚びたような台詞が入ると違和感がある。一応萌えアニメとしての体裁を保っていると言うことだろうか

あと往人が脱ぐシーンがあるが、結構たくましいのね。ウホッな需要も狙っているのかしら

  • 第8話 なつ summer

神奈備命(かんなびのみこと)は有翼人翼人はこの時代では神の使いとされある社殿に奉られていた。といっても実質的には幽閉されているような物だったが。翼人は人々から畏怖の対象であったが柳也と付き人の裏葉だけは親しく接していた。そんな二人に神奈備命も心をだんだんと開いていくのであった。神奈備命は母の夢を見ることがあるという。そしてまだ見ぬ母への想いを強くしていくのであった。ある日、神奈備命が違う社殿に移ることとなった。柳也と裏葉は居残りとなったが、密かに神奈備命とともに脱走を企てる。その夜、脱走した3人が目にした物は炎に包まれる社殿の姿だった。

3人は何者かに襲われるが柳也は易々と退ける。しかしとどめを刺そうとする柳也神奈備命は止めさせる。決して殺生はするな、と。紀州の霊山に捕らわれているという母を訪ねて三千里(嘘)。神奈備命は旅の中で出会ったお手玉がいっこうにうまくならなかった。やがて霊山にたどり着いた3人を僧兵が襲うも退ける。しかし一人の僧兵の不意打ちにやられ柳也は僧兵を殺めようとするが、躊躇ってしまい柳也は重傷を負う。

しかし何とか逃げ延び、ついには神奈備命の母と出会う。その証拠たる羽を母に見せるが、母は柳也神奈備命を連れて逃げろと言う

(続く)

久川綾に代わって井上喜久子登場。この二人声質が似ているが競演することも多いな。今回は直接絡む機会はなかったが。役者にはその役になりきる人と自分のキャラクターをその役に当てはめる人がいると言うが、井上はそのどちらもできる希有な存在だ。柳也神奈備命の尻を触るシーンはこのアニメにしては珍しいセクハラシーンだったりする。Airも一応萌えアニメなのだがあまりそういう描写が少ない。柳也とじゃれてそれを裏葉に突っ込まれると照れる神奈備命が可愛い。

今までの少し不思議な夏の物語から大きく逸脱する急展開にこれまでの話とどう折衷していくのか目が離せない。