Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

  • WS008HAを購入

データカードの980円投げ売りはウィルコム最大の失政だと思っている
音声端末はいくら投げ売ったところでパケット通信や他社からの接続料やらで埋め合わせは出来るが、データカードではそういった埋め合わせは出来ないので、基本料金以上を支払わせる手段が皆無なのだ。しかも電話番号という「人質」もないので既存ユーザーが乗り換えやすくそれに流れてしまっては収入が減る一方で全くうまみがないのだ。

まあでも使う分には安い方がいいからとExpressCard端末が欲しい自分はついもう1回線追加してしまったのだ

ハギワラシスコム製のExpressCardW-SIM端末「WS008HA」なり。新宿のヨドバシカメラではウィルコムを新規契約すると2000円分のポイントがもらえるキャンペーンをやっていた。これもウィルコム持ちだと考えるとウィルコムに利益は残るのかという一抹の不安も覚えながら契約。ちなみに新宿東口店ではもうWS008HAはヨドバシ全店で在庫が存在しないし取り寄せも出来ないと言われたが、新宿西口店では何事もなかったかのように売られていた。こんなのでヤマダ電機に勝てるのかな。まあ携帯電話を売っている人は店の社員ではなく携帯会社が派遣会社に委託して送られてきた人間なんだが。

ExpressCard型メモリーカードリーダーと比べてみるとわかりやすいが、結構細長い。あまりの長さに少々後悔したほど。同梱されていたW-SIMは赤耳ことRX420ALだった。そのほかケースが箱に同梱されWindows Vistaに対応したインストールディスクも渡された。しかし今ならWindows7にも対応させるべきだろう。手動だとWindows7のパソコンにインストールするのはものすごい手間がかる。ハギワラシスコムのサイトに掲載されているPDFファイルとにらめっこしながらインストールさせられたのだから。初めてパソコンとインターネットをさわる人にこれをやらせるのは酷だぞ。イーモバイルが初心者向けにゼロインストールを売りにしているのにウィルコムがこれでは初心者は寄りつかないよ。速度とか表面的な部分だけでなく、ウィルコムが苦戦している理由は根深い。ExpressCard型はある程度パソコンの知識がないと買わないはずと踏んでいるかもしれないが、USB型のNS001Uはメーカーホームページからドライバをダウンロードしないと使えない、つまりネット環境をあらかじめ持っていないと使えないのだ。初めてネットやる人は使えない、これでは安かろう悪かろうではないか。

なんとこれ、国産なのだ。てっきり中国産だとばかり。


実際につないでみた。速度はうちの近くにある基地局が旧型だったせいもあり使用するW-SIMRX430ALもRX420ALも全く変わらなくて残念。



上がRX430AL、下がRX420ALを使ったときのスピードテストの結果。全く同じなら画像で紹介する必要性がないな。


余談


W-SIMそろい踏み。中央においてあるのがWS008HAに同梱されていたRX420ALでHybrid W-ZERO3に同梱されていたRX430AL安心だフォンで寝かせているRX420INもある。我ながらよくぞここまでそろえた物だ。RX410INがあれば全色そろうのだが