ウィルコムとイー・アクセス(イーモバイル)が合併し株式もヤフーが引き取り新たにワイモバイルとなる。その謳い文句は「日本初のインターネットキャリア誕生」。昔そんなことを行っていた会社があったような気*1がするが、そのあたりには突っ込まないようにしよう。 新体制ではAndroidスマートフォンを強化するとのことなので、iPhoneとガラパゴススマートフォンがソフトバンクモバイル、グローバルスマートフォンとモバイルデータ通信がワイモバイルと住み分けていくはずだ。
これまでにもイーモバイルはHTC Aria(S31HT)やSony Ericsson mini(S51SE)といったグローバルスマートフォンを断続的に販売していたが、900Mhzと2.1Ghzの国際標準に近い構成を持つソフトバンクモバイルの回線を使用することでグローバルモデルの投入が用意になりラインナップは厚くできる。Nexus5もソフトバンクモバイルの回線を使用することで投入できたと推測される。さすが、Vodafone Global Standardやね。
しかし問題なのはウィルコムの処遇である。現在ウィルコムはソフトバンク・グループにおける音声ローエンド(電話と少々のメールが出来れば良い)を担う立場となり、事業展開が新製ワイモバイルのブランドポリシーに合致しているとは言いがたい。Androidスマートフォンも品揃えしてはいるがウィルコムの主力商品とはなりえていない。この辺りもどうしていくのか、まずは6月1日の合併記念キャンペーンを暖かく見守っていこう。