Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

もぐらと黄金の卵

昨日の月曜から夜ふかしを観ていた。このブログで前回取り上げた株主優待で暮らす男、桐谷さんことこと桐谷広人氏が出演したいた。最近の彼は大阪のキディランドにグッズショップを持ったそうだ。きっとビッグダディこと林下清志氏もこういう商売したかったのだろう。名言集お菓子とか名台詞Tシャツ*1、もぐらキャラクターぬいぐるみとかで荒稼ぎできそうだ。しかし今となってはだれも乗ってはくれないだろう。

そこで思い出すのはイソップ童話にある「ガチョウと黄金の卵」。黄金の卵を産むがガチョウを手に入れた男は一気に金持ちになる。しかしそれだけで満足できなくなり、ガチョウの中にはさらなる黄金が入っているはずとガチョウの腹を捌くも、腹の中には何もなく、ガチョウが死んでしまったのでもう二度と黄金の卵も得られなくなったという話だ。

 

ビッグダディもまたテレビ朝日の番組から得られるギャラで満足していればよかったものを、さらなる欲に駆られて芸能人に転向。他局に出演することで一攫千金を狙うがバラエティ番組も一周してしまい出演はなく、唯一のレギュラー番組であるバイキングもこれといった存在感を示せず、さらに番組の存亡さえ不透明だ。

 

もし痛快ビッグダディの世界でのみ生きていれば番組本の出版やテレ朝ショップでグッズ販売もあっただろうし、大金まではいかなくても大家族が食うに困らない程度の収入は得られたはずだ。日本テレビ系の石田さんチが大騒ぎは17年も取材を受けており、それだけの長寿シリーズとして生き長らえることさえ出来たかもしれない。美奈子さんが気にいらないならまた子沢山の女性を探して「嫁を入れ替え」すればいいだけの話。

 

とここまで書いていて気がついたが、そもそもそこまで計画的に動けるような人間ならば、強欲クソオヤジがエゴを撒き散らす様を見世物小屋的に紹介する痛快ビッグダディという番組が成立しなかった。一人の男が自らの強欲によって破滅する様子を描いたドキュメンタリーでありるならば、我々が得られる教訓は、エゴを抑えて思いやりをもって生きていきましょうということだ。

 

反面教師これに極まれり。

*1:Tシャツは実際に痛快ビッグダディ劇中で売りに行く下りがあった