Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

http://getnews.jp/archives/93192
これを読んだとき、真っ先に思い出したのはこれ。ジャレコの社長加藤タカこと加藤貴康氏へのインタビュー。
http://ascii.jp/elem/000/000/428/428892/index-3.html


加藤 まあ、クソゲークソゲーですよね。作り込みが甘いものを、作り手として世に出していいのかということを最近になって強く思いはじめました。もちろん中にはいいものもあります。ぼくも「燃えろ!!プロ野球」などを見ていると、当時としてはよく出来ているなと感心するところがありますよ。

 ただ、最近のゲームは自分で見ていてもビックリしますよ。本当に売れると思って作っているのかと。それは作り手というより「アーティストぶってしまった」スタッフによる責任だと思っています。

 当たり前ですが、私たちはビジネスをしているのですから利益を上げなければやりたいことはできないんです。今の社員にも事あるごとにそう言っています。ゲームメーカーである前にビジネスをやっているんだと。その意味でいえば、11年間つぶれなかったことが逆に奇跡ですよね。

―― なぜスタッフたちは「アーティストぶった」態度になってしまったんでしょう。

加藤 ジャレコには長いこと在籍していた役員もいれば、外部から来た役員もいました。その役員を含めたスタッフが腹を割って話せていなかったんですね。なあなあというか、上品ぶっている。「本当にこれは売れているのか」を知ろうとしない。「いいね、いいね」と仲間内だけで盛り上がって、ゲームを世に出してしまう。そういったことが積み重なったのではないかと思います。

 たとえば一般ゲーム雑誌のレビュー記事を読めば、優れたものには良い点、悪いものには遠慮なく厳しい点をつけられているわけですよね。そういったものを見ようという努力さえしないで済ましていたことが、この結果を招いたんだと思います。

下痢パブの場合も、和気あいあいとしすぎたせいで、できあがったゲームがどれだけ悲惨な内容でもだれもとがめようとしなかったのだろう。その結果がこの惨状である。