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• 割と後ろ向き

以前ソフマップがパソコン総合館を免税専門館にリニューアルしたのは有楽町・銀座地区にラオックスが開店したことに対するビックカメラの報復と書いたことがあったが、東日本震災の影響で海外観光客が減り、やっていけなくなったのか早くもリニューアル。アキバ☆ソフマップと称したCD・DVD・BD専門店にリニューアルして、2007年にソフマップが行った大規模リニューアル以前のヤマギワソフト時代に戻した格好。しかしヤマギワソフトの売りだった輸入盤やテクノの品揃えは無く、アニメやアイドル、アダルト中心の店舗に生まれ変わった。既存のアミューズメント総合館との棲み分けがどうなされるかがよく分からないが、アミューズメント総合館は一般CD・DVD・BDの取り扱いを行っていないのでそこが差別化のポイントになるか。石丸電気ソフト本店が閉店になったので、そこの代替需要をねらっていると言う見方も出来る。あそこも昔はアイドルイベントの聖地として知られていたが、惜しまれつつ閉店。ソフマップのアミューズメント総合館でもアイドルイベントを行っていたが、今回新たにマップ劇場なるイベントスペースを作り、さらに強化していくようだ。ただ来店したのが平日と言うこともあってか客数はまばらで出来たばかりの店舗にしてはやや物足りない印象。品揃えもホビー関連だと海賊戦隊ゴーカイジャーの豪龍神が欲しかったのに売っていなかった。子供向け玩具だとゴーカイスピアはあったりしたので、正直中途半端な印象はぬぐえない。一般向けPCゲームをそこそこ品揃えしていたのはよかったんだけどね。以前はラオックスのアソビットシティが一般向けPCゲームをそこそこおいていたのだが、統廃合でほとんど売られなくなってしまったから。

しかしその後入ったヨドバシカメラの客数の多いこと多いこと。ソフマップにしろ石丸電気にしろ大型資本がバックにつくようになった割にはたいした戦略を打てずにいるというのが正直な感想。有料会員による顧客の囲い込みというのもどちらかというと新規顧客の開拓と言うよりは既存顧客の固定化をねらう何とも消極的というか、守りに入ってしまっているような。秋葉原はヤマダ電機も小さいし。石丸電気なんかは同系のデオデオ本店がツインタワー化するのに習ってヤマギワリビナ跡地に新館を建ててお茶の水方面からのお客を集める位のことを思い切ってしてしまえばおもしろいのに。