Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

  • 待望の?

予告通りウィルコムから新製品の発表が来た。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120529_536109.html
ええこれが問題のWX04Kだ。ネットをみているとなんだかすごい叩かれよう。大体叩かれている理由は、月額料金が高額な上メールアドレスが引き継げない、といったところ。


1については6755円という金額は確かに割安感がない事は事実だ。

  1. ドコモ

タイプシンプルバリュー(980円)+SPモード(315円)+パケ・ホーダイフラット(5460円)=6555円

  1. au

プランFシンプル(6240円)+ISネット(315円)=6555円

  1. ソフトバンクモバイル

ホワイトプラン(980円)+S!ベーシックパック(315円)+パケットし放題フラット(5460円)=6755円

  1. イーモバイル

スマートプランシンプル2ねんアシスト1600(4580円)+購入アシスト(1600円)-月額割(1100円)+EMnet(315円)=5395円

となる。イーモバイルだけ端末代込みでの試算になってしまったが、他社より1000円以上安いので、ウィルコムの仮想敵がイーモバイルである事を考えると割高な印象は否めない。イーモバイルでは通話定額オプションが別料金(1400円)でウィルコムがキャンペーンで無料というのを勘定してほぼ互角、ウィルコムはディザリング非対応であることを加算するとより割高感が強まる。

しかし、今回のバッシングをみているとイーモバイルより高いから良くないという批判ではなく、むしろ新ウィルコム定額プランG/新ウィルコム定額プランGSという暴力的にまで安いプランを引き合いに出して、高すぎるという批判が圧倒的多数を占めている。

新ウィルコム定額プランGだと月額1450円でPHSによるデータ通信が使い放題という暴力的にまで安いプランで、これと比較するといくらULTRA SPEED1.5GHz帯の高速通信に対応しているからとはいえ、6755円は高すぎる、そんなのいらないから安くしてくれという意見が出てくるのも仕方ないもの。ただ1450円+端末代という価格設定では客単価は低くなるので、それで端末の開発費を回収できるかというと怪しいところではある。低速度で低料金の需要がある根拠として日本通信の980円イオンSIMを引き合いに出している人もいたが、あれは端末をよそで調達してくれというスタンスだからできた価格だろうからねえ。

何がいいたいか分からなくなってきたが、新ウィルコム定額プランGPHSパケットを無料開放したのはウィルコムの明らかな戦略ミス、安いだけでは質の悪い客ばかり流れてくるだけだからここで思い切ってバージしてもいいんじゃないかなと。安いしか取り柄がなかったアステルの末路とお気軽コースを思い切って切ったことでなんとか生き残れたウィルコムという事を考えればネットのうるさ方に惑わされないでほしいとは思う。でもメールアドレスは維持できるようにしてね。