Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

WX01SHでシャープがウィルコムに帰ってきた

DDIポケットウィルコムに替わり、ウィルコム定額プランを武器に積極的な音声端末の投入を行うことになった頃、そのUIには大きく分けて3系統あった。一つはW-ZERO3シリーズの採用するWindowsMobile系、2つ目は京セラ系、そして3つ目は日本無線系だ。三洋電機東芝日本無線の開発したUIを採用していた。その後W-SIMで参入してきたアスモが独自UIを採用した端末(東芝もアスモUIの端末を出している)をだしてラインが4つに増える。この頃京セラUIだと操作性に統一感がないと嫌う人たちは日本無線系の端末が選ばれていた。やがてウィルコムの経営不安が表面化すると大株主である京セラ以外のメーカーからは音声端末が発売されず、京セラアンチ派の人は機種変更先がない状態が続いた。

そんな不遇な日々にピリオドを打てるかもしれない新機種がシャープより登場。シャープはこれまでPHSだとNTTパーソナルNTTドコモに端末を供給し、ウィルコム向けにはW-ZERO3シリーズを供給した。Hybrid W-ZERO3(WS027SH)以降は縁が切れたと思いきや、これまでウィルコム向けには供給のなかった通信一体型PHSの供給とあいまった。それがWX01SHである。

シャープ製携帯電話に広く見られる特徴といえば

  • 悪い点
    • 電波感度が悪い
    • 塗装強度が弱い

といったところか。全体的に飛び道具に優れているが基礎体力が今ひとつという評価に落ち着きがち。WS027SHも感度の悪さには泣かされ続けた。さてこのWX01SHはどんな端末か、その辺りを今後数回に渡って解説していく。