Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

2月5日から始まったウィルコム新定額プラン。データ通信の定額サービスであり、下限額が0円で上限額も従来のデータ定額より下がっている(従来は3800円に対し2800円)と見かけ上はかなり安い。その一方でパケット単価が上がってソフトバンク並みになっている(ソフトバンクも1パケット0.84円)ので簡単に上限に達しやすい。毎月上限まで使っている人にはお得に見えるが、ウィルコムには新つなぎ放題というプランもある。これはデータ通信がPC接続、端末単体含めて定額になるプランだ。さらに話し放題というオプションも合わせればウィルコム定額プランに同じくウィルコム同士は無料、他社携帯への通話料も低廉になる。解約やプラン変更をすると9975円の違約金がかかるが、W-Value SELECTで端末を買っていれば免除となるので今となっては大した問題ではないはず。


となると新定額プランの存在意義はユーザーにとっては薄い物となる。ウィルコムからすれば今までの「実際使うと安い」が受け入れられなかったので、「見た目には安い」プランを導入して手堅くキャッシュを得ようというもくろみがあるのだろうが、そんな物は利用者には何の関係もない。会社の存続が最大のユーザーサービスという考え方もあるが、それはこの際置いておく。


しかし、全くの無価値ではなく、これを「保険」として見ればなかなか価値のある物となるのではないか。
つまりどの程度使うか分からないから、高価な新つなぎ放題にはいるのは抵抗がある。しかしたくさん使いすぎて高額の請求が来るのも嫌だというなら新定額プラン、なかなかよい落としどころではないかと思う。
あるいは使用量が毎月まちまちで、毎月のようにプランを考えるのは面倒という層(うちの妹とか)にはなかなか悪くない選択肢だ。