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モスバーガーの新作シーザーサラダドックを食べた。見た目はこの手のファーストフードとしてはだいぶいい。ハンバーガー類って写真はきれいだけど実際に出てくる物は見た目がお世辞にもいいとは言い難い物が多いからね。味の方はというと、ソーセージも歯ごたえがある皮付きの物でジューシーだし、レタスやトマトもみずみずしくソースもやや粉っぽいがこくがあって美味しいのだが、イマイチまとまりに欠ける印象。構成している食材はレベルが高くとも完成品としてお互いを引き立てあっているという風でもなくバラバラなのだ。新モスもパンのグレードが落ちて肉も臭みがついたし、どうも最近のモスは迷走気味に見える。昨年の売り上げ客数を見てもやや減少気味だったので、原料コストを落とした新モスを導入して原価率を抑え、原価を抑えた分クーポンをばらまいて客数を増やす戦略に出たようだが、元々安売りを誇るチェーンではないだけにブランド価値を落とすだけの結果になるのではないだろうか。フレッシュネスバーガーが材料費の高騰を理由に値上げに踏み切ったのとは対照的である。値段が上がっても味は維持すると。ただしフレッシュネスは店員の教育が行き届いておらず、大手チェーンと比べると接客サービスがはっきり見劣りするのが残念ではある。やはり値段が高いのだから提供する商品だけでなくサービスも高いレベルで供給できるようにしないといつまでも弱小チェーンのままだ。

こちらはフレッシュネスのスパムバーガー。スパムというとネットワーカーにとってすれば迷惑メールの意でとらえてしまうが、こちらが本物。スパムの他にはトマトに目玉焼きが挟んでありスパムの癖を柔らかく受け止めていて美味しい。ソーダとセットで500円は小腹が空いたときにはいいだろう。