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• 米カーライルがウィルコムの増資を計画、外部から資金調達＝関係筋

http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-33508020080829
ウィルコムが現時点で発表している次世代PHSのエリア拡張計画(PDF)ははっきり言って遅すぎる。現行エリアがあるから全く使えないわけでもないからそこまで焦る必要もないと高をくくっているかもしれないが、現状イーモバイルのエリア（イーモバイルのエリアはすべて高速なHSDPA対応エリア）が人口カバー率81%を達成していることを考えるとあまりにも遅い。現行PHSにデータ通信ではほとんど競争力がないと考えれば、早急なエリア拡張で迎え撃つ体制が必要不可欠だ。90%達成にゼロから始めたイーモバイルと違い既に空間インフラを取得しているウィルコムが3年もかかるとは。もちろんこの間にもイーモバイルはエリアを拡げるわけだし。これを引き合いに出すのもどうかと思うが、YOZANがアステルPHSを手に入れた理由の一つに空間インフラの取得を強調していた事もあり、エリアという面ではイーモバイルに対して本来ならば圧倒的に優位な立場にあるはずなのだ。
もちろんある程度技術が固まっているHSDPAと違い、次世代PHSは手探りでの展開になるので仕方ない部分もあるはずだから、今回の増資は好意的に受け止めている