久々の更新。今日は前々から取り上げようと思っていたネタを
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2005/03/12
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たださ、少し気になったのは現実の女はいかにひどい物かを挙げるところでフィクションからの引用があると言う事。以前「買ってはいけない」の論争本
- 作者: 鹿砦社編集部,『買ってはいけない』特別研究班
- 出版社/メーカー: 鹿砦社
- 発売日: 1999/11
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フィクションというのは作り話なんだし、作り話を根拠に現実の女はひどいと説明する姿勢はいかがな物かな、と。 この辺りもソースに「昔見た映画」を挙げたよしりんに相通じる物があるし。それにたくろーはオタクといったあからさまな誤読があるのもどうかな。表紙をルサンチマンの作者花沢健吾氏に描いて貰ったのに。
あと、「世の中には巨大な陰謀があって、愚者共はその存在を知らずにいるが、俺(筆者)はそれを知っていて、愚者たるお前らにそれを暴き啓蒙してやる」というトンデモ本系の傲慢さも感じられるんだよな。
ちなみに僕は今まで女が出来た事はなく、所謂喪男に属する人種であるが、母子家庭の育ちだからなのか、女性に対する偏見は薄い。
また電波男は着眼点は良いと思う。いままで誰もが避けてきた問題に正面切って立ち向かった事は賞賛に値する。(もっとも、ちくま親書等では数冊出ていたそうだが)だからこそ、些細な点(論争性を持った本としては致命的ではないか)が気になってしまうのだ。
「本当に悪い奴を叩くのであれば、敵をきちんと定めた上で、それぞれの急所を打つべきである。下手な鉄砲を数打って本当の敵じゃない物まで十把ひとからげの弾を浴びせかけたのでは、自らに返ってくる汚名と不振を避けられなくなってしまう(中略)本当に悪いやつから目をそらさせる点で有害でしかない」のだから
(同著118ページ、小波秀夫氏の文章より)
http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~konami/(あんまり関係ないけど小波氏のサイト)