Cyber Tera

ガジェット系・ウィルコム系ブロガー

ウィルコムとイー・モバイルが商品相互取り扱い開始

それぞれ販売開始

http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2013/01/17/index.html

http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20130117_582020.html


ウィルコムプラザで新たに取扱いを開始する商品
Pocket WiFi LTE(GL04P)」

イー・モバイルショップで新たに取扱いを開始する商品
ウィルコムの電話機
(「ENERUS<WX03S>」、「HONEY BEE 5<WX07K>」など※)
※ 取扱い商品は店舗により異なります。

これだけみると、イー・モバイルショップが一方的に有利な印象を受ける。ウィルコム製品が一通り扱えるようになるのに対してウィルコムプラザは一機種のみの取り扱いだから。
イー・モバイルには現状GL04Pしか売る物がなく品揃えの拡充は必須。多くのイー・モバイルショップはNTTのフレッツ光の代理店もしているけれど、やはり移動体の商材を拡充しないと厳しいだろう。

しかし一方でウィルコムプラザが品揃えをGL04P一台だけ増やしましたと言われても、単に手間が増えるだけでそれほどの増収は見込めないはず。GL04Pは通常プランでAndroidタブレットやPCプレゼントに加え、信販系の商品券や現金振込なんてのもあって販売競争が異様に激化しているからだ。在庫リスクが増すだけで終わるかもしれない。

個人的な心情も言うとどうもイー・モバイルという会社が好きになれないため、一緒にされることへの違和感というのもある。
ウィルコム原理主義者みたいな人はソフトバンクモバイルを筆頭としたソフトバンク・グループを忌避する傾向が強いが、個人的にはイー・モバイルの方が好きではない。ウィルコム破綻前にソフトバンクウィルコムを意識した政策を打っていたのはウィルコムソフトバンクの利益追求にとって目障りな存在だからという意図だった。
しかしイー・モバイルのそれは違っていた。会長の千本倖生という人は元々NTTから第二電電に転職し、DDIポケットの立ち上げに尽力した人と聴く。その後権力闘争に敗北してDDIを放逐されたそうなので、古巣に対する私怨でウィルコム打倒に躍起になっていたように見えるので、どうも受け入れがたい。